失恋をした後は辛いのが当たり前…そう思っていませんか?
確かに、失恋をして悲しくない人はいません。
しかし、失恋後の心の状態は非常に個人差が大きいということを覚えておいてください。
失恋をして大好きな人が自分の元を去っていく時の辛さは、他のものとは比べ物にならないほどの喪失感を抱くものなんです。
とはいえ、ショックに強い人や、そこまで好きではなかった相手なら失恋をしても短期間で立ち直ることができます。
問題なのは、好きな気持ちが強すぎたり、失恋のショックを引きずってしまったりした場合です。
そのような時には通常の失恋の何倍ものダメージを受けているので、失恋うつの状態になりやすいのです。
失恋うつというのは、分かりやすく言うと失恋がきっかけになってうつ病の症状が出始める状態です。
失恋は誰もが経験するものとはいえ、失恋うつになってしまうと私生活に影響を及ぼすような状態になってしまい、たかが恋愛では済まされなくなってしまうのです。
仕事もできないような状態になるだけでなく、体への悪影響があることがあるので見過ごせない状態です。
今回は、そんな失恋うつについて詳しく解説していきます。
失恋うつで起こる症状、失恋うつを発症しやすい人の特徴、セルフチェック方法、克服や回復のための立ち直り方から悪化しやすいNGな行動まで、失恋うつについて全てをまとめた内容です。
失恋をして辛い状態の人だけでなく、全ての人に関係する内容なので、ぜひ目を通してくださいね。
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失恋うつになるとこんな症状が出ます
長期間にわたって眠れない
失恋うつになった人のほとんどが経験するのが、眠れないという状態です。
眠くなったら自然と眠るようにできているのが人間の体ですが、強いストレスを受けると、その自然なことさえできなくなってしまいます。
普通は眠れないとは言っても、睡眠不足の日が続けばいつかはぐっすりと眠れます。
それに、失恋直後に数日間眠れないことがあっても、それは失恋うつではありません。
ショックを受けた後に眠れなくなるのは、普通のことだからです。
しかし、失恋うつになると眠れない状態が長期間続くようになります。
眠れないと一言で言っても種類は様々。
多いのは、布団に入っても寝付けない、という症状です。
いつも睡眠不足で眠気があるのに、布団に入って目をつぶってもそこからすんなり眠ることができません。
それ以外にも、一度は眠れても途中で目が覚めてしまい、その後再び眠ることができないという症状もあります。
人によっては一晩で何度も目が覚めて、うとうとしては再び覚醒するという睡眠パターンを繰り返すこともあるでしょう。
一度でしっかりと眠れないので、寝たという実感が持てずに疲れがとれないと感じるのが特徴です。
もうひとつの睡眠障害が、一度は眠れても早朝に目が覚めてその後に眠れずに朝を迎えてしまうという症状。
この場合には、多少の睡眠はとれているので、短期的にはそこまで深刻にはなりませんが、長く続けば徐々に体の調子が優れないなどの悪影響が出てくるでしょう。
食欲がコントロールできない
失恋のショックは食欲にも関係してきます。
食事は体を作ったり、空腹を満たしたりするために行うものですが、失恋うつになると食事をしても満腹感を感じず、味も分からなくなります。
これは食欲と脳が深い関係にあることが理由です。
食事は消化器官以外の影響を強く受けるのが特徴で、実際にはお腹が空いていなくても、精神状態が乱れていると何かを食べたくなってしまうのです。
むしゃくしゃした時にドカ食いをしてしまうことと同じ原理です。
しかし、健康な状態の時には一度ドカ食いをしたり、しばらく食べられない状態が続いたりすることで、徐々にその状態から通常モードに戻っていきます。
失恋うつの場合には、食事がとれない、もしくは食べ過ぎてしまうという状態が長く続きます。
失恋うつになって食欲をコントロールできない状態が続くことで、体重が激減したり、急激に増えてしまったりすることは珍しくありません。
また、食欲がひどく落ちると、何を食べていても美味しいとは感じず、ただ単に口に食べ物を入れているという状態になるでしょう。
涙が止まらない
失恋うつでよく見られる症状のひとつが、涙が止まらないことです。
失恋の後に元カレのことを思い出すと泣いてしまうという人が多いと思いますが、それは正常の範囲内でしょう。
問題になるのは、元カレのことを意識していないのに涙が止まらなくなる状態。
とにかく、何をしていても涙が出るという状態に悩まされているのであれば、それは失恋うつになっているのかもしれません。
このような精神状態の時には、何をしていても冷静になれないのが特徴。
何かをしようとしても、勝手に涙があふれてきて胸がぎゅっと苦しくなります。
だから、しなくてはいけないことができずに、一日中泣いているだけで終わってしまいます。
涙が止まらなくなるのは、失恋で強いショックを受けたことが心に強く残ってしまっているからでしょう。
いわゆるトラウマのような状態になっているので、失恋のことを考えなくても勝手に涙が出てしまうのです。
体がだるい・やる気が起きない
失恋うつになると一般的なうつの時と同じように、やる気がなくなるという症状がでます。
誰でもやりたくないことを前にするとやる気が出ずに困るという経験をしますが、失恋うつの場合にはやりたいこともできないのが特徴。
いつもは楽しんで取り組めていたようなことが面倒で仕方なく感じるようになります。
例えば好きな趣味があったとしても、趣味をしたい!という気持ちがこれっぽちもわいてきません。
場合によっては、大好きだった趣味があるということさえ忘れてしまうような状態になることも…。
今までは息抜きに行っていた趣味のことが頭から消えてしまうのです。
やりたい!という意欲がゼロになってしまうので、何もせずにゴロゴロと横になっているだけで一日が終わってしまいます。
少し頑張って行動に移すということができないのが失恋うつの特性で、やらなくては!という思いはあっても体がついていきません。
さらに症状がひどくなると、やらなくては!という意欲さえ失って、ただぼーっとしたまま一日を過ごすという状態になります。
イライラ感が強い
失恋うつになると、感情が激しくなり常にイライラした気持ちを抱えることもあるでしょう。
イライラとするのは健康な時にもありますが、それはイライラの原因があった時に限られていますよね。
でも、失恋うつの場合には特別なことが起こっていないのにイライラの感情が出てきてしまうんです。
また、このイライラ感は一度感じ始めると、どこまでもエスカレートしていくという特性を持っています。
何も理由なくイライラ感が始まり、その後は自分で自分の気持ちに耐えられないほどの焦燥感に変わっていきます。
症状が強まるとじっと座っていることができなくなり、歩き回ったり、物に当たったりといった行動をせずにはいられなくなります。
イライラ感は心で感じる感情ですが、それが頭の中だけで収まらずに体にまで症状がでてくるのが通常の状態との違いです。
被害妄想的な偏った思考になる
失恋うつになると、考え方も大きく変わってしまいます。
人の発言を素直に受け入れることができなくなり、わざと私に痛がらせをしているのではないか?と被害妄想的な思考に傾いてしまいます。
褒められるようなことを言われても、本当にそんなことを思っていないのに、私をバカにしている!といった感じに、物事を捉えてしまうのです。
全てにおいてこのような考え方をしてしまうので、他人との会話が成立しなくなり、誰との話ができないという状態に陥ってしまう人もいます。
また、被害妄想的な思考になるだけでなく、その怒りを他人に向けてしまう人もおり、他人に突っかかっていくことがあります。
そうすると、一方的に当たり散らされた周りの人は失恋うつの当事者から離れていくので、さらに考え方が偏ってしまうという負のスパイラルに入ってしまいます。
このように、一時的に機嫌が悪いというレベルではなく、常に相手を疑うような思考になっている時には失恋うつになっている可能性があります。
失恋うつを発症しやすい人の特徴
男性に尽くす女性
男性に尽くす女性は、相手がいることで初めて自分の欲求を満たすことができます。
そのため、失恋によって相手がいないという状態になると、自分を満足させるものが何もなくなってしまい、一気にうつ状態になってしまう恐れがあります。
付き合っている時に一緒にいる時間が長い、同棲しているなど、彼に尽くす時間が長ければ長いほど、尽くすタイプの女性は失恋うつになりやすいです。
それに加えて、尽くす行為が生活に密着している時も、失恋うつに結びつきやすいという傾向があります。
例えば相手男性に食事を作るという行為を通して自分を満足させているような女性の場合には、失恋をした後に食事を作るたびに元カレのことを思い出してしまいます。
毎日の中で何度も元カレのことを思い出す機会があれば、それだけ立ち直るのに時間がかかってしまいます。
失恋のショックをなかなか忘れることができないことで、失恋うつになりやすいということです。
男性に尽くすタイプの女性は振られた時にも自分が悪かったと、自分を責めてしまう人が多いので、それも失恋うつのなりやすさと関係しています。
一途な思いで女性を愛する男性
男性に限った話ではありませんが、恋愛をした時に相手一筋で一途に恋をするタイプの人は失恋うつになりやすいです。
こういった性格の人は恋愛を真面目に考えている人が多いのも特徴。
楽しむために恋愛をしているというよりも、こうせねばいけない!という確固とした価値観を持って恋愛をしているので、恋愛中からストレスを感じやすいと言えるでしょう。
気楽に恋愛を楽しむことができないので、いつも一生懸命に相手のことを愛し、大事にします。
その時の熱の入れようはただ事ではないほどで、周囲の人が驚くほどに相手を大切にし、それ以外の人は見えなくなるほどです。
そこまで相手のことを好きになってしまうので、失った時のショックはひとしお。
自分の全てをかけて相手のことを好きだったのに、急に相手が離れてしまい、自分の気持ちをどこに向けていいか分からなくなります。
でも、一途な性格の男性は失恋をしたからと言ってすぐに次の恋ができるわけではないのです。
ここで、別の女性に目を向けることができれば、失恋のショックから立ち直れますが、一途な性格なので別れてからも元カノに固執してしまいます。
この悪循環ができることで、失恋のショックを引きずりやすくなり失恋うつになってしまいます。
性格が完璧主義
完璧主義な性格の人は、カップルが別れるという失敗体験に強い拒絶感を抱きます。
完璧な状態になっていないと、どうにも落ち着かなく、不完全なことが身近にあることで強いストレスを抱えるのが、完璧主義の人の感性です。
生理的に物事が整っていないことに不快感を抱くので、失恋をしたという状態自体に耐えることができません。
しかし、完璧主義の人は、どうにかして状態を改善させたいという気持ちが強いので、積極的に新しい相手を求めて行動をすることが多いでしょう。
ここで、別の相手を見つけることができたり、他に打ち込めるものを見つけたりすることができれば、失恋うつになることはありません。
しかし、次も上手くいかないような状況が続くと、打たれ弱い完璧主義な性格の人は、すぐに失恋うつになってしまいます。
常に完璧を目指すために努力家の人が多いのも完璧主義な性格の人の特性。
努力をする時に必要以上に頑張ってしまう傾向があり、上手くいかないと急にぽきっと折れたようになり、失恋うつを発症してしまいます。
完璧主義な性格の人は相手にも完璧を求めるので、恋愛関係を上手に構築するのが苦手です。
だから、別れ話をされたり振られてしまうことも多く、別れのシーンでも完璧を目指してしまうので、もう一度やり直すことが難しくなります。
完璧主義な性格が原因で失恋うつになっている場合には、自分には完璧主義な思考があると気付くことが最初の一歩です。
そうすれば、自分の思考の癖に気付くことができますし、完璧主義な傾向をやわらげることもできるようになります。
恋愛以外の楽しみがない
性格ではない要素も失恋うつの発症頻度に関係してきます。
付き合っている時に恋愛以外の楽しみを持つことをせずに、ひたすら恋愛を楽しむような生活を送っている人も失恋うつになりやすいです。
こういった人の特徴は、普段の生活で楽しいことが限りなく少ないということです。
例えば仕事が忙しく一日のほとんどを仕事に費やして、残った少しだけのプライベート時間は恋愛に楽しむことで何とかストレス過多にならずに過ごしているという状態。
そのような生活を送っている人が、失恋をしてしまうと毎日の中に何も楽しみがなくなってしまいます。
普段からぎりぎりの状態でしなくてはいけない事をこなしているというような状態なので、唯一の楽しみであった恋愛が生活から姿を消してしまうと、気分転換をする場所がなくなってしまいます。
その結果、日々のストレスが徐々に蓄積し、それに失恋のショックも加わって失恋うつになってしまうという流れになってしまうのです。
また、恋愛以外の楽しみがない人は、恋愛をしている時の高揚した気持ちが癖になっている人が多いです。
他のものでは恋愛のように興奮できないので、趣味などには夢中になれないのでしょう。
仕事が忙しくても、恋愛も趣味もどちらもを両立させている人は失恋うつにはなりにくく、一時的には気持ちが落ち込んだとしても趣味に打ち込むことができるので、早く気持ちが復活します。
しかし、恋愛しか楽しみがないタイプの人は恋愛以外の趣味を始めても、恋愛のような高揚感が感じられないということで、すぐに趣味に飽きてしまいます。
最初は自分に合っていない趣味だったのだと思い、色々な趣味に次々と手を出してはすぐに飽きるということを繰り返します。
こういったタイプの人は、恋愛以外のもので気持ちを埋めるのは無理です。
趣味に時間を使っても、時間を無駄にするだけなので、元カレと復縁をするか新しい彼氏を作ったほうが失恋うつから立ち直れる可能性が高まります。
自己肯定感が低い
自己肯定感が低い人は、失恋をした時に、自分を責めてしまいます。
「自分の何かがいけなかったから振られてしまったんだ…」と自分の中に原因を求め、どんどん追い込んでしまいます。
こういった思考になると、自分の全てがダメな気がしてきて恋愛以前に、自分がこの世に存在していることが間違っているのではないか?という極端な思考に陥ってしまうことがあります。
自己肯定感が低いと恋愛をしている最中から、「振られてしまうかもしれない…」という不安を抱いているので、失恋をする前から恋愛にストレスを抱えているんです。
最初の段階でストレスが大きくかかっているところに、失恋という衝撃的な出来事が加われば、簡単に失恋うつになってしまいます。
また、自己肯定感が低い人は、一度失恋うつになると長く症状が続き、悪化しやすい傾向があります。
元々の思考のクセで自分を責めてしまいがちなので、失恋うつの症状を悪化させやすく、治すための気力を持ちにくいからです。
恋愛経験が乏しい
恋愛経験が少ない人も、恋愛に対する免疫がないので、失恋うつになりやすいと言えるでしょう。
恋愛は何度も繰り返すことで、刺激に強くなり、別れを経験するたびに心が強くなります。
だから、恋愛経験が豊富というよりも、振られた経験が多いなど恋愛の辛い部分をたくさん経験している人のほうが失恋うつにはなりにくいです。
全く恋愛経験がない人の場合には、初めての恋愛のドキドキ感に夢中になり相手男性がいなくては自分は生きていけない!と感じるほどのめり込んでしまうのが普通です。
相手のことをどれだけ好きかということも関係しているとはいえ、恋愛の興奮に慣れていないと、そこまで好きではなくても相手に夢中になることが多いです。
若いころは周囲も恋愛の経験がなく、それぞれが傷つき合いながら恋愛経験を増やしていきますが、若い時期に恋愛を経験しておらず、年を取ってから初めての恋愛を経験した場合は危険です。
相手は恋愛に慣れているのに自分だけが初心者だと、傷つく度合いが違います。
相手にとってはいずれ恋愛が終わることを予感できていても、初心者ではそこまで考える余裕がありません。
そのため、恋愛経験豊富な相手と恋愛初心者がカップルになった場合には、付き合っている時には楽しい時間を過ごせても、割れた後に恋愛初心者だった側だけが失恋うつになってしまうことが多いです。
もうひとつのパターンは恋愛経験は豊富だけれど、失恋の経験がない場合です。
このケースは失恋うつになると重症化しやすいので注意をしておいてください。
今までにたくさんの人とお付き合いをしたり深い関係になっているけれど、いつも自分から相手を振っていた場合は、失恋に関しては初心者です。
それだけでなく、恋愛に慣れているという自信があるので、初めての失恋を経験した時に人よりも大きなショックを受けてしまいます。
また、過去に自分が振ってきた人のことを思い出し、自分がひどいことをしてきたのではないか?と責める気持ちまで出てくるので、落ち込みがひどくなり失恋うつの発症率が上がります。
「これは当てはまる!」と感じたのはどの内容でしたか?
彼の本当の気持ち…あなたへの本音…これからどうすべきかも全部まとめて知りたいなら、一度占いを受けてみるのがおすすめですよ。
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失恋うつのセルフチェック方法
連続した睡眠時間がとれているか
あなたが失恋うつになっているかどうかが気がかりな場合には、睡眠時間がどれくらいとれているかをチェックしてみてください。
睡眠時間は個人差が大きいのが特徴なので、あなたが失恋をする前にどれくらいの睡眠をとっていたかを指標にしましょう。
例えば、いつもは7時間ほど寝ているのが普通だったのに、失恋後には4時間しか寝られないような日々が続いているのだとしたら、失恋うつになりかけの状態かもしれません。
ただし、失恋の直後は眠れなくなる人が多いので、数日程度であれば全く問題ありません。
失恋うつになっている場合には、失恋の後数か月間に分かって眠れない状態が続きます。
その間に、不眠のパターンが変化し、寝つきが悪い状態から夜中に何度も目が覚めるような睡眠パターンに変化するといった事例もあります。
また、寝ている時間だけに囚われないことも大事です。
短時間の睡眠だったとしても、起きた時に疲れがとれている、寝たという実感がある場合には大丈夫でしょう。
そうではなく、かなり長い時間寝ていたのに、起きてからも体がだるい、眠気がとれないという場合は危険です。
睡眠は質が重要なので、連続して深い睡眠状態に入れないと、だらだら寝ていても意味がありません。
あなたの睡眠をチェックする時には、きちんと連続して深い睡眠がとれているかどうかまで考えて確かめるようにしてください。
食事をした時に美味しいと思うか
失恋うつになっている時には、食事をしても味が分からないと感じることが多いです。
それに、食べても食べてもお腹がいっぱいにならないと感じたり、長時間食べない状態が続いているのに、お腹が空かないという状態になることもあります。
つまり、健康な時のように定期的に空腹感を感じ、食事をした後は満腹感を感じるというサイクルにならないのが失恋うつの特徴です。
もしも、失恋をした後に食事するパターンが大きく乱れて、食生活がガラリと変わってしまったという時には失恋うつを疑ったほうが良いでしょう。
元カレのことをどれくらい思い出すか
失恋をした後には元カレのことを思い出してしまうのが普通ですが、失恋うつになった場合には思っているよりも元カレのことを思い出さない人もいます。
これは感情がマヒしてしまっているためで、心の傷が大きすぎて現実を拒否しているのです。
だけど、傷を受けていることは確かなので、気持ちは落ち込み泣いてばかりの毎日になります。
元カレのことを思い出してもいないのに涙が止まらない…という状態になったら失恋うつの症状のっひとつです。
別れた後に元カレのことを思い出してなくのは健康な状態ですが、元カレのことを考えてもいないのに泣けるのは、失恋うつだからです。
それに、失恋後にショックを受けているのに予想よりも元カレのことを思い出さないという場合も、自分の感情に無理やりフタをしている可能性があるので注意が必要です。
感情を無理に抑え込んでいる状態が続くと、急に失恋うつを発症する危険があるからです。
仕事や学校に行けているか
失恋うつになっているかどうかの目安となるのは、仕事や学校に行けているかです。
とりあえず何とか外出できていれば、失恋うつになっている可能性は低いですし、失恋うつになっていたとしても軽度のことがほとんどでしょう。
ただし、注意しておかないといけないことは、無理を重ねているうちに悪化してしまう可能性もあるということ。
仕事や学校に行けているのなら今すぐに危険な状態ではありませんが、今後完全に心の傷が癒えるように、慎重に過ごしていくことが大切です。
気分転換ができているか
失恋うつになってしまうと気分転換をしようと思ってもできない状態に陥ってしまいます。
普段はこれをすれば楽しい気分になれるという事柄を行っても、失恋うつになっていると全く楽しい気持ちになれないでしょう。
だから、あなたがいつも気分転換として行っていたことが今も楽しいと重れるのであれば、失恋うつではありません。
失恋後に一時的に気持ちが落ち込んでいるだけということでしょう。
もしも、いつもは気分転換になるような行為なのに、実行しても楽しくない、そもそも楽しみなはずの行為をする気にもならないという場合には、それは失恋うつになっている可能性があるということです。
失恋うつ病を克服!回復する立ち直り方
忘れられない元カレと復縁することに意識を向ける
失恋うつになってしまった場合には、時間が経って心が復活することを待つことも大事ですが、同時に目標となるようなものを作る方法も並行して行うと良いでしょう。
元カレのことが忘れられずに失恋うつになっているのだから、目標にするのは元カレとの復縁が望ましいです。
失恋うつになるほど好きなのであれば、もう一度元カレとやり直すための努力をしてみましょう。
復縁をするという目標を作ることが大事なので、復縁できるかどうかなど、先のことまで心配する必要はありません。
もう一度失恋したらどうしようという不安は、今は考えないようにしましょう。
それよりも復縁を成功させた後に元カレと一緒に楽しく過ごすことを考えてみてください。
そのほうが気持ちが前向きになれますし、失恋うつが早く治ります。
女友達に話を聞いてもらう
失恋以外でも同様ですが、悩みがある時には積極的に人に話をするようにしたほうが良いですよ。
人に相談事をしない人は話しても問題は解決しないという理由があるようですが、話してすぐには解決しなくても、そこであなたの気持ちを立て直すことができれば、問題解決に一歩前進しているということなんです。
問題を解消するためには、問題を抱えているあなた自身を元気にさせる必要があります。
失恋で心が傷ついている時は、すぐに失恋うつを治そうとしなくても大丈夫です。
まずはあなたが楽しいと思える時間を持てば、それが解決につながります。
仲良しの女友達に話を聞いてもらい、みんなで笑ったり一緒に泣いたりすればそれがあなたのパワーになります。
口に出すだけでモヤモヤとした気持ちがなくなりますよね。
一度だけでは、効果が薄いので、友達にお願いして、何度か話を聞いてもらいましょう。
回数を重ねるごとにあなたは元気になっていきますよ。
専門家に相談する
失恋うつになっていることが分かったら、思い切って専門家に相談するのもおすすめです。
精神科や心療内科が最適ですが、病院はハードルが高いと思ったらカウンセラーでもいいでしょう。
専門家に話すことで、普通の人とは違ったアドバイスがもらえますし、必要だと判断されたら眠剤などの処方があるかもしれません。
薬は一時的に使うだけなので、そこまで深刻にならなくても大丈夫です。
それに、専門家の人は話をうまく誘導してくれるので、あなたが本心に気付くきっかけにもなるんです。
失恋後にただ辛いというだけでなく、どうして自分がこんなにもショックを受けているのかの理由が分かれば、回復が早まります。
思いっきり泣く
涙の力を借りれば失恋うつの症状を和らげることができます。
涙を流すことで、体を守ろうとするホルモンが出るので、泣いた後にすっきりとした気持ちになります。
実際に涙を流した後に、急に元気になったという体験をしたことがある人は多いはず。
この方法は、ずっと泣いているような状態の人には使えないかもしれません。
でも、勝手に涙が出てくるような状態でも、しくしくと泣くよりも声を出して大泣きしてしまったほうが気持ちがすっきりとします。
何度も使える方法ではありませんが、やろうと思えば手軽に行える方法です。
どうやって泣いたらいいか分からないという時には、映画を観たり感動する音楽を聴いたりして、泣ける状況を作ってください。
どんなことでもいいので、あなたがすっきりとするまで思う存分泣いてしまいましょう。
失恋うつが悪化しやすいNG行動
休職や退職をせずに無理をして仕事を続ける
失恋うつになっていることが分かっているのに、そんなのは甘えだと自分に言い聞かせて無理に仕事を続ける人がいます。
しかし、その方法は非常に危険です。
最初は無理やりにでも会社に行けていたとしても、いつかは限界が来てもっとひどい状態になってしまいます。
失恋うつはきっかけが恋愛だというだけで、心に傷ができたという意味では他の病気と同じです。
だから、失恋うつを甘く見ないようにしてください。
たかが失恋だから…と思って無理して会社に生き続けていると、症状がどんどん悪化してしまいます。
会社に行くのが難しいと思った時には、休職をしてください。
休職をしても改善がない場合には退職することも検討したほうが良いでしょう。
病院に行かずに自己流で治そうとする
眠れない、食べられないという状態が長く続く時には必ず病院に行くようにしましょう。
失恋うつを放置しておくと、気持ちの落ち込みだけでなく体への悪影響まで起こってしまう危険があるからです。
病院に行かなくても治る程度の失恋うつなら大丈夫でしょうが、食べられなかったリ、眠れないという状態は想像以上に体に負担がかかっている状態。
自己流で治そうとして取り返しのつかない状態まで悪化してしまうかもしれません。
病院に行って治療の必要性がないと分かれば、そこからゆっくりと失恋うつが治るのを待てばいいだけなので、病院に行くだけ行っても損はありません。
もしも、治療方針に納得できないのであれば、セカンドオピニオンを聞くために別の病院にも行ってみましょう。
心の病気は、ドクターによって治療法が異なることがあるので、何人かの意見を聞いてみると参考になりますよ。
失恋で自分を責める
失恋をした時には、振られたということで自分に非があると思ってしまう人が多いです。
確かに、嫌われるようなことをしてしまったのかもしれませんが、100%あなたが悪いわけではないんです。
恋愛は理由がなく終わってしまうことがあります。
彼もあなたのことが嫌いになったわけではなく、単に気持ちが冷めてしまっただけかもしれません。
最初は上手くいっていたのに、急に冷めてしまって恋愛が終わってしまうことも珍しくないんです。
それに、お互いが成長していくと、意見がぶつかり合って関係が上手くいかなくなることもあります。
だから、失恋をしたからと言って自分ばかりを責めるのはやめましょう。
自分が全て悪いと思ってしまうと、失恋の傷がさらに大きくなってしまい失恋うつを長期化させてしまいます。
そうではなく、もっと失恋を前向きに捉えるようにしてください。
この失恋を良い経験として活かすことができれば、次はもっと素敵な恋愛が楽しめます。
それに、この機会に、女としての魅力をアップさせることができれば、元カレがもう一度あなたのことを好きになってくれる可能性だってあるんです。
失恋自体は辛いことですが、全てを自分のせいにするのではなく、あなたの成長のために必要なことだったと思うようにしてください。
最初から完璧に前向きにならなくてもいいので、少しずつ気持ちの整理をして事実を受け入れましょう。
そして、失恋を直視できるようになったら、今度は失恋の経験を活かせる方法を探してください。
そうすれば失恋うつになっていても、徐々に気持ちが復活していきます。
反対に自分を責めてばかりいると、失恋うつの症状が悪化してしまうので注意してくださいね。
占い師 高瀬ミミコのワンポイントアドバイス「失恋うつは再発することもあります。悪化する前に早めの治療を」
失恋うつになってしまっている時は、決して無理はしないようにしてくださいね。
そして、失恋うつから立ち直ることができたら、今度は再発をしないように注意しておかなくてはいけません。
失恋うつは一時的に良くなっても、疲れなどがきっかけで再発することがあるんです。
失恋をした後は、とにかくゆっくりとするようにして、心と体の両方の回復を待ちましょう。
再発したかも?と思った場合には、早めに治療をしてくださいね。
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