別れた元カレに依存するのはダメなこと…そんな考えが当たり前になっていますが、どうしてダメなのか考えたことがありますか?
依存は悪者扱いされやすい存在ですが、「絶対に元カレに囚われない!」と突っぱねる付き合い方ではなく、「何度も元彼を思い出すのやめたい…だけど、忘れられなくても仕方ないよね…」と丸ごと受け入れることが大切。
強く拒否してしまうと、反動で悪い方向に思考が変化するからです。
今回は、元彼への執着は否定しないほうが手放せる理由、依存を無理なく乗り越えて幸せになる方法について説明します。
基本的な知識を振り返りつつお話するので、この機会に深く学びましょう。
心の中にある依存心の正体に気付ければ、感情のコントロール力を強化できます。
そうすれば、いつも幸せな状態で過ごせるようになりますよ。
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そもそも執着心や依存心とはどんな感情なのか
責任を放棄したい時に芽生える
執着心や依存心が芽生える時は、何らかの理由で責任から逃れたいと思っています。
元彼に依存心を持っている人は、「次の彼氏ができないこと=女としての魅力不足問題」から逃げるために、元彼に依存していませんか?
「私が依存から抜け出せてないから次の彼氏ができないんだよね…」と思ったら、「女としての魅力不足問題の責任から逃れたい」という本質的な問題が隠れています。
この心理が生じる理由は、自信がないから。
モテる女性の全てというわけではありませんが、自分に自信がある女性は、まず元カレに囚われません。
なぜなら、別の人に愛してもらえるから、わざわざ振り向いてくれない前の恋人にこだわる必要がないからです。
自信があれば「元カレがいなくても他の人に愛してもらえるからいいや…」と依存せずに済みます。
これは美人だとかスタイルが良いとかはあまり関係ありません。
見た目に恵まれていない女性でも男性に囚われずに生きていける人もいれば、可愛い顔でモデル並みのプロポーションでもひどく依存する人もいます。
自信がないと責任を背負うのが怖くなり、責任をとらないために誰かに依存する手段を使うのです。
対象がなくなると困る…と思い込んでいる状態
誰かに依存していると「元カレがいなくなったら生きていけない!」という強い不安を抱えます。
特徴は、可能性が高いわけでもないのに、何故かいなくなるという前提で物事を考えていること。
普段からマイナス思考で「お母さんが今日死んだらどうしよう…」と毎日悩むような性格なら依存ではなく性格のせいでしょうが、他の物事に関しては恐怖感を抱かないのに、恋愛の話題になると怖くなるなら囚われていると言えるでしょう。
「仕事ができなくてもなんとかなるよね!」なのに、「元カレがいなくなったら困る」と感じたら依存している証。
現実的に考えると、元彼がいないよりも、仕事がない・給料が減るほうがよっぽどダメージが大きいはず。
1人暮らしで親にも頼れない環境なら、生きるためにお金が必須だからです。
でも、恋愛は失っても少し悲しいくらいで生活に直結するわけではありません。
それなのに、仕事よりも恋愛が大事だと思えるのは、執着心があるせいでしょう。
軽い依存心があるくらいなら「仕事も元彼も大事!」と思えますが、度を越えた依存心を持つと「今すぐに仕事を辞めて元彼のところに行きたい!」と思えてきます。
それ以外にも、家族を持つ人が不倫をした場合に、家族を捨ててでも彼と一緒になりたい!と思う時には強い依存心を持っていることが大半。
子供を捨てて男性を優先させた人が後悔するのは、執着を手放せた時に本心に気付くからです。
このように物事の優先順位付けで失敗してしまうのは、依存している対象がいなくなると思い込んでいるせいでしょう。
思い込んでいるだけで、実際にはいなくなってもそれほど実害を受けないのですが、執着心が芽生えると現実が見えなくなるので真実に気付けません。
元カレ以外の別の問題が隠れている
解決が難しい何らかの問題を抱えている時も依存しやすいです。
よくあるのは家族間トラブル。
家族や親戚との縁を完全に断つのは困難なので、恋愛に逃げ道を求めます。
親や兄弟に問題があって仲が悪いパターンもあれば、親が子離れできておらず仲が良すぎる状態の親子など様々。
どちらにしても、家族の問題は何十年単位という長いスパンで継続していて、トラブルを抱えつつも「私はこの環境から逃れられない…」という絶望感を持っています。
すでに過去に解決策を試みた人もいますが、家族間トラブルは一時的に落ち着いても、完璧に解決することは滅多にありません。
そうすると何度も同じ悩みを持つこととなり、最終的には別の何かで問題を忘れるしかない…という結論になります。
毎日親と喧嘩して泣いていた毎日だったのに、優しくしてくれる彼氏ができたら依存するのも当然。
元カレと別れてから依存が始まった…と思っているかもしれませんが、90%以上は恋人関係の頃から依存は始まっています。
もっと言うと、彼と付き合う前から依存できる対象を探している状態。
そこには恋愛以外の別の問題が隠れているので、彼に愛されていても満足しきれずに依存してしまうのです。
誰もが持つ感情のひとつ
依存と聞くと「メンヘラな人が男に依存する…」などといったイメージを持つかもしれません。
しかし、依存心や執着心は誰もが持つ感情で、女性だけでなく男性も持っています。
ただ、経済的な面や肉体的な部分で女性は男性に守られる機会が多いので、男性が女性に依存するパターンより女性が男性に依存するパターンのほうが数的には多いです。
そして、女が男に依存する時には、依存度が高くなるのも特徴のひとつ。
多少のことなら愛情表現の範疇で済まされますが、過度な依存は本人を含め関わっている人の多くを不幸にします。
これは、特定の誰かに囚われてしまうのは異常ではないとはいえ、ある一定ラインを超えるとそこからは急激に感情が強くなることが関係しています。
例えば10を最高レベルだとして、1~3程度の依存心ならさほど問題にはなりません。
でも、5を超えるとそこから一気に9~10レベルまで上昇してしまうため、「元カノが急に僕に依存してきて怖い…」と相手は思います。
そういった意味では、取り扱いに注意が必要な感情だと言えます
好意的な感情のおまけ的な存在
執着というと「しつこい」「鬱陶しい」などのネガティブなイメージですが、執着は好意的な感情と非常によく似ています。
これは、どんな時に依存するかを考えてみると分かりやすいと思います。
「大嫌い!」と思っている人には依存しませんよね。
「好き」「愛してる」「もっと一緒にいたい」などの好意を持つ相手にしか依存はできないんです。
そういった意味では、依存は好意のおまけ的な存在。
元々は「元カレにもっと近づきたい!」という意志があって、それが関係性の中心になる部分。
そこから派生して執着や依存、固執などが芽生えるのです。
また、好意が強ければ強いほど、依存心が生まれやすいのも特徴。
親や恋人に囚われる人が多いのは、それだけ自分にとって大切な相手だからです。
どうしても振り向いてほしい!と思うのは愛が強い証拠。
それだけ強い気持ちがあるから「絶対に手放したくない!」という執着が出てきてしまうのでしょう。
体調、気分、関係性によって大きく変化する
依存心は体調や気分、相手との関係性によっても大きく変化します。
体調が悪いと不安が増して依存心が強くなることを思い出せば納得できるはず。
1人の人でもその時の状態によって、異常なほどに固執したり、「今日は元カレのことどうでもいいな~」と思えたり…気分の浮き沈みの激しい人は、執着度5~10を行ったり来たりするほどの差があります。
特に影響を与える要素が、相手との関係性です。
依存度が低くなるのは、元彼との関係が良い時。
優しくしてもらったり、「かわいいね」などと言ってもらえた時には、不安を感じないので依存度が下がります。
だけど、冷たくされた、無視された…なんて時には「彼は私から離れてしまうかも…」「嫌われてブロックされてるんだ…」と絶望的になり、「どうしても今すぐに取り戻したい!」と執着心が燃え上がっていきます。
悲惨な状況の時には、常に不安がいっぱいで何かにすがりたくなるので、元彼が頭から離れずドロドロした気持ちだけで心が埋め尽くさます。
こうなると行動をセーブできないので非常に危険。
ストーカー行為をしたら絶対に嫌われるよね…という予感があっても、彼の姿を見ないことには気が済みません。
そして、少し精神状態が落ち着いた時に我に返って「どうしてあんなことしちゃったんだろう…」と自分を責め、そのストレスが元で余計に依存心が強まる…そんな悪循環に陥ります。
元彼への執着は無理やり手放そうとすると余計苦しくなる!その理由
別の人や事に矛先が変わるだけだから
いま依存心を持っている人が「元彼に執着しているのは今日で終わり!」と強引に決意を固めても、元彼以外の別の物事に固執して同じ状態を繰り返すだけです。
恐らく、翌日にはアルコール、買い物、ギャンブルなどに手を出してしまうと思います。
何かに依存しているということは、大元となる原因が隠れているからです。
依存症になりやすい人は、症状が軽くなることがあっても、再発しやすいと言われています。
これは、依存する元になった根本的な原因が解決されていないせいでしょう。
本人さえも気付かない部分に問題を抱えていることもあるので、簡単に執着を手放すのは難しいです。
本気で元彼への執着を手放したいのなら、裏に潜んでいる原因をなくすための取り組みも同時に行う必要があります。
あなたを苦しめている本当の問題に対する取り組みを行わずに、表面的な依存心だけを何とかしようと思っても、矛先が変わって「また違うものに依存してしまった…」と後悔を残す結果になるでしょう。
同じ失敗を繰り返すことの弊害は、ミスを重ねることで「頑張っても上手くいかないんだ…」とやる気まで失われてしまうこと。
そうすると、買い物依存症となった後に、より強い依存先を求めて元彼への執着心が復活し、買い物と元彼のダブルの依存症になり状況が悪化してしまいます。
依存先が増えて依存度が下がるパターンもあるとはいえ、どちらにも強い執着心を持つケースのほうが多いです。
そのため、無理に元カレへの執着を手放すのはおすすめできません。
手放すには準備が必要だから
元彼への執着を手放して苦しみから解放されたい人は、段階を踏んで心の整理をしなくてはいけないことを覚えておいてください。
依存は「今日で終わり!」と簡単に解決できる問題ではないからです。
考えてみたら分かると思いますが、今までにも何度も「この厄介な感情とさよならしたい!」と思ったけどできませんでしたよね。
それは、決意が足りないのではなく、執着を手放すのは性格を変えるくらい大変なことだからです。
マイナス思考をやめて、ポジティブな考え方を身に付けたいと思って挫折してしまう人が多いように、執着を手放そうと思っても失敗で終わる人がほとんどです。
失敗する理由は、いきなり最終目的を達成しようとするからです。
愛情のおまけ的な存在である依存心は、簡単に消し去ることのできない結びつきの濃い種類の感情。
ちょっと知り合った程度の関係の人に抱く感情ではなく、親や恋人といった最高レベルの結びつきの相手に抱くものなので、簡単に手放せないんです。
依存を断ち切りたければ、きちんと彼への気持ちをひとつずつ整理して、丁寧に順を追ってドロドロの感情を手放すしか方法はありません。
それなのに、やる気さえあればできる!という精神論で乗り切ろうとする人が多いので、「執着を手放せたと思ったけど、余計に苦しくなった…なんで?」という状態になるのです。
完全に執着を手放すのは無理だから
彼への依存はなくなった!と思ったことがあるのなら、それは心に蓋をしている証です。
執着心は完全になくなるものではなく、1~2割は残ります。
むしろ、全く依存心を感じない状態は無理をして欲望を抑え込んでいる状態なので、心を病む危険が高いです。
まずは、完全に執着を手放すのは無理…という前提条件を知っておくことが大切。
誰かに固執したり依存するのはダメなこと!という先入観があると、完全になくさないと合格点をもらえない…と思い目標を間違えてしまうからです。
ゴールを「依存心ゼロ」の状態に設定すると、気が緩んだ時に元彼を思い出しただけで「私はいけないことをしている…まだ元彼にこだわっているなんてダメ人間だ…」と悲しくなり、それが余計に依存を強めます。
元々、自信のなさと執着は深い関わりがあるため、執着心を手放せない自分にコンプレックスを抱くと、それが自信を喪失させて、より依存心が強まるという悪循環になるんです。
でも、無理矢理執着心を手放そうとする人のほとんどが「完璧」を目指して行動しているのが現状です。
「人間は誰しも依存くらいするよね~」という緩い捉え方ができている人は無理に依存心を手放す必要性を感じないので、完璧を目指さずに少しずつ執着心と距離をとっていき上手に手放せます。
強制的に執着心を手放そうとした人が失敗ばかりなのに対し、緩い感覚で取り組んだ人のほうが結果的に満足できる状態になっていることから考えると、無理に手放すことは得策とは言えません。
リバウンドして余計に執着心が強まるから
元カレへの執着心を無理に手放した人が最も恐れておかないといけないのは、感情のリバウンドです。
ダイエットをした後に、リバウンドをすると元の体重以上に太ってしまうことがあるのと同じように、感情のリバウンドが起こると、元の状態よりも依存心が強まり苦しみが増します。
身体と心の仕組みは微妙に違うとはいえ、基本的には同じ。
負荷をかけると元に戻ろうとする性質があるため、よほど慎重に取り組まない限りリバウンドを起こします。
リバウンドは、望んでいる結果とは真逆なものなので、誰もが予防したいと思っていますが、身体も心も同じ状態をキープしようとするのが正常な反応です。
例えば、冬に気温が下がった時、身体の温度も一緒になって下がると命を落としてしまいます。
そんなことにならないよう、同じ体温がキープされるような仕組みが身体に備わっています。
これは心も同じで、周囲の感情に左右され過ぎたり、他人の意見を受け入れすぎると、心の変化が大き過ぎて、変化についていけず精神的不調をきたします。
それを予防するために、心は今と同じ状態を維持しようと判断し、変化が起き過ぎないように情報をセーブします。
それなのに、無理に心を動かそうとすると、一時的には変化を起こせたとしても、その後元に戻ろうとする機能が活性化し、以前よりも執着心が増した状態まで急激に大きな変化(リバウンド)が起こります。
精神的ストレスを無視して理性で強制的にコントロールしていた人は、ある時急に大爆発を起こすことが多いですよね。
無理をし過ぎると反動でより酷い状態になる危険があることを覚えておいてください。
「これは当てはまる!」と感じたのはどの内容でしたか?
彼の本当の気持ち…あなたへの本音…これからどうすべきかも全部まとめて知りたいなら、一度占いを受けてみるのがおすすめですよ。
特にアカシックタロットは近い未来を占うので、幸せになれる過ごし方なども分かっちゃいます。
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元彼への執着心を否定せず適度に受け入れる考え方
元カレに執着してなかったら大変なことになってたかも…
執着心を悪者にしないでほしい一番の理由は、依存心があることであなたの心が守られている可能性が高いことです。
生物として依存心が必要ないのであれば、これまでの進化の過程で失われていたはずですし、ここまで多くの人が問題視していないはず。
多くの人が何らかへの依存を捨てきれずに苦しみ、特効薬も発見されず…という状態なのは、それが生物的に必要な機能だからなのでしょう。
今後、突然変異や進化の過程で執着心がなくても生き続けられる心の強さを手に入れられれば、完全になくせる可能性は残されていますが、現状ではその兆しは見えていないので、まだまだ長い時がかかるでしょう。
今の人間の持つ強靭度は見た目よりも弱いです。
これは言い換えると、心が脆弱なので何かで逃避しないと機能が損なわれる危険のほうが大きいということ。
強いストレスがかかっているのに無理をし続けてうつ病になる人が多いのも、うつ病になることで最悪の状態(死)から身体や心を守ろうとしているのです。
このように最終通告として異変を起こすのが、身体や心の仕組み。
あなたが元カレに依存心を持ったのも、あなた自身の心を守るためだと考えられます。
苦しみを感じることが多いので、執着心をなくしたい!と思うのも理解できますが、仮に最初から依存心を持たない状態になっていたら、今よりも深刻な状況に置かれていたかもしれない…とい思っておいてください。
執着と愛情は紙一重だから仕方ない
元カレに依存しているからって「私って最低…」と思わなくても良いんですよ。
自己評価を下げ過ぎても何も良いことはないので、依存心を持っても自分を卑下しないようにしましょう。
依存しやすいタイプの人は、自分の価値を低く見積もりがちなので、「こんなふうに思っても良いのかな?」と自分で躊躇するくらい高い自己評価で丁度良いです。
そして、「依存と愛情は紙一重だから、ちょっとくらい囚われちゃうのは仕方ないよね…」と思ってください。
「私って本当に元カレが大好きなんだな…依存心を持つくらいだから相当の愛情があるんだな…」と思えれば、そこまで罪悪感が出てきませんよね。
実際に嫌いな人、憎い人には執着心を持つことはないので、「愛情の裏返し」くらいで捉えましょう。
言葉自体にネガティブイメージが根付いているので、思い切って使うセリフを変えてしまったほうが、頭の中でイメージ変換しやすいです。
「依存は悪くない!」と言われても「本当に?」と信じられないでしょうが、「依存=愛情の裏返し」と思えば、「悪いものじゃないのかも…」と意識が変わってくるはず。
言葉から受けるイメージは非常に大切で、少し言い方を変えるだけで心のドロドロが浄化されます。
あなたも「私って元カレに依存する重い女なんだ…」と卑下せずに、「心の底から1人の男性を愛せる一途な女なんだ!」と少しポジティブなイメージで捉えられるようになりましょう。
それが結果的に依存心を捨て去ることにつながるので、一石二鳥ですよ。
執着心を持っていると気付けただけで褒めてあげよう
元カレに囚われてストーカー行為をしているのに、「私は愛情表現してるだけなのに嫌われるのは何故?」と固執の事実に気付けないままの女性も数多くいます。
固執状態にどっぷり浸かると周囲が見えないので仕方のないこととはいえ、本人が自ら気付かない限り執着を手放すのは難しいです。
そういった意味では「元カレに固執してるかも?」と思った女性は、依存心の芽生えに気付けていると言えます。
気付きは誰かに言われてできるものではないのが難しさで、気付けていれば最初の問題をクリアーしている証拠。
気付きに至るまでに長い時間を要するものなので、後は解決策を試せばいいだけです。
すでに問題を直視してる状態なら、ここからはいろいろな方法を試行錯誤していけば、そのうちに元彼への執着心を手放せるでしょう。
逆に言えば、あなたの中にある依存心に気付けたのであれば、後は手放せるまでの時間が経つのを待つしかない…とも言えます。
やれることはあるとはいえ、最後の最後で必要になってくるのは時間。
元カレへの想いを手放すためには、努力だけでなく時間も必要なので「待つ」姿勢も持っておきましょう。
焦って「今すぐに状態を改善させたい!」と意気込み過ぎると、良い結果にはなりません。
まずは「私は自分の心に正直になって、依存心という都合の悪い事実を認められた!」と自分を褒めるところから始めてください。
ポジティブなイメージで問題解決に取り組めば、いつかは執着を手放せますよ。
執着しないための対策法を考える良い機会になった
執着はほとんどの人が人生の中で対峙する問題。
恋愛では依存心を持たなかった人でも、仕事の成果に固執してしまったり、お金への執着心を手放せない事例が多いからです。
だから、元彼への執着は今後の人生で何かに依存した時の予行練習だと思っておけば大丈夫。
いま、有効な解決策を見出せれば、それを応用すればこの先に何かに依存してしまった時にも問題解決できます。
例えば、依存心で困った時には誰かに話しをすればどん底からは抜け出せる!という経験をしておけば、次に同じような状況になった時に「話を聞いてくれる友達を探せば復活できる!」と思えて、どん底まで落ち込まずに済みます。
このように、苦しみから抜け出す実践的な訓練は、後々あなたを助けてくれます。
今経験しなければ、60歳になった時に始めて執着心を持って「手放せずに苦しい!でも解決策が分からない…」と辛い状況になってしまうかも。
年齢を重ねれば重ねるほど新しい経験への対応力が弱まっていくので、今のうちに経験できて良かった…と思いましょう。
元カレへの執着が薄れていく時に感じる事や起こる事
頻繁に連絡が来る・話しかけられる回数が増える
あなたが執着心を手放せると、取り巻くオーラに変化が起こるので、今までは「元カノに近づくと良いことなさそう…離れてよ…」と敬遠していた元カレが「最近の元カノは爽やかでいい感じ!ついつい話しかけたくなる!」と受け取り方が変わってきます。
あなた自身から特別なアプローチをしないでも、雰囲気が変わるためにそう思うのでしょう。
イメージが良くなれば当然話しかけられる回数が増えて、連絡頻度も上がります。
さらに接点がある度に「前は嫌味ばっかりだったのに、最近は不快な発言がない…」と会話中に嫌な気持ちになる出来事が減ったことを感じます。
そこから執着心が順調になくなっていけば「嫌味どころか、感謝や謝罪をきちんと伝えてくれるなんて…前の元カノとは別人のよう!」とあなたの株は最高レベル近くまで復活できます。
ただし、最初の改善が起きて接点が増えた時、再び執着心が強まることがあるので注意してください。
彼と良い雰囲気で話ができると、自然と「もう一度取り返せるかも?」という欲が出てくるためです。
せっかく改善できても、それを台無しにすると、もう一度イチからやり直しになります。
自分の中で「改善できた後も油断は禁物!」と思って、リスク管理をしておきましょう。
でも、再び依存度が高くなってしまっても、焦らずに気長に取り組んでくださいね。
1回で全てが上手くいくほうが稀なので、諦めずに取り組み続けることが大切です。
会話を終えるタイミングを逃さなくなる
依存心が強い状態だと、彼と話すきっかけがあった時に「もうお話を終わりにしないといけなさそうだけど…でも終わらせたくない!」と思うあまり、会話を終えるタイミングを逃してしまいがち。
そのままイマイチな空気の中で会話を続けると、元彼は「後味が悪いから、この子にはあんまり話しかけないでおこ…」と思い余計にあなたから脚が遠のいていきます。
だけど、執着が薄れると「必要な話はしたから終わり!」とすっぱり決められて、良いムードのままで会話が終わるので彼からの印象もアップ。
「もう少し元カノと話をしたかったな…明日も俺から声をかけよう…」と常に気にかけてもらえるでしょう。
あなた自身は彼との会話で、今までに感じていた切迫感や焦り、もどかしさがなくなりストレスなく気軽に話せる…と感じるはず。
話し終えた後には「また余計なこと言っちゃった…」と反省会をする必要もなく「明日も元彼と話せたらいいな~」と明るい希望だけを持てます。
返信がなくてもさほど気にならない
依存と強い関連があるのがlineやメールの返信です。
いつでも返事を返せるという便利さ故に、返事が来ない時の「なんで?」という焦りが生じるからです。
最初から返事が滅多に来ない…という相手なら、そこまで気にはならないでしょうが、日によって返信があったりなかったり…という状態だと、「今日はどうして返事が来ない?嫌われることしたから?どうしよう…」と果てしなく不安が増大していきます。
依存度が高いと、不安が強まるあまり、心配から怒りへと感情が変化して「どうして返信してくれないの!」と鬱々とした感情をぶつける女性もいるほど。
ここまで来ると、「なんで俺は怒られないといけないわけ?」と相手へも怒りが伝染し、喧嘩になるか、ブロックされるかの最悪の状況が待っているだけです。
だけど、依存心が薄らいでくると、返信があってもなくてもさほど気になりません。
さすがに連続で無視され続けると「連絡しないほうが良いのかな?」とは思うでしょうが、久しぶりに連絡があった時には逆ギレせずに「ずっと連絡ないから心配してたよ~」と素直に感情表出できます。
「返信を気にせずにやり取りできる…これなら安心」と思った元彼も、これまでのように警戒してやりとりを続けるのではなく、気軽な感じで「今日あったこと聞いてもらいたいな」とlineしてくれます。
たくさんの種類の思い出が浮かぶ
元カレに固執している人は、思い出を振り返る時に同じ情景ばかりが頭に浮かぶのが特徴。
喧嘩したシーン、酷い発言をされたシーン、愛し合っていた時のシーン、など人によって様々ですが、共通しているのは同じシーンばかりを思い浮かべること。
執着していると、物事の全体が見えずにひとつのシーンだけに意識が集中してしまうからでしょう。
だけど、依存心が薄らいでくると数多くの思い出シーンが頭に浮かび、あんなこともあったな…こんなことも…と色々な角度で彼を見つめ直せます。
良いところばかりではなく、悪いところもあったな…と気付けるので、それがさらに執着心を薄めていき、段々と冷静な視点で彼を見られるようになるでしょう。
依存を無理なく乗り越えた先にはこんな幸せが待っています
些細なことで傷つかなくなる
依存している女性は、普通の人が言われたら聞き流せることでも過剰に反応してしまい必要以上に傷つくのが特徴。
彼が「最近ちょっと雰囲気違うね?」と言っただけで「もしかして太ったから?それとも肌の調子が悪いから?着ている服が好みじゃないのかも?」とあらゆる悪いことを想定し、勝手に傷つきます。
しかし、依存を無理なく乗り越えた後は、そんな不要なモヤモヤタイムがなくなります。
雰囲気が変わったね?と言われたら「そう?例えばどこが違う?顔?服?」とすぐに疑問点を相手に聞けるので、不要な心配が芽生えないのです。
執着心を持っている時には、「なにが違うのか聞きたい!」とは思っても自信がないから聞けません。
そして、聞かずにモヤモヤ悩む…という状態に疲れて、立ち直れなくなるほど落ち込みます。
でも、依存心がなくなると自信がついてくるので「なにが?」とすぐに聞けて、「肌の調子悪いんじゃない?」と言われても「ほんと!?今日からスキンケアをもっと頑張る!」と事実以上に悪い取り方をせずに、必要な情報だけを受け取れるようになります。
些細なことで傷つかないので、対人関係でのストレスが驚くほど軽くなるでしょう。
辛い時も前向き思考でいられる
人は調子の良い時には何でも前向きに考えられますが、少し調子が崩れるとズルズルと悪いことばかり考えてしまいがち。
特に執着している相手に関することは、神経質になってしまう傾向があるため、辛い時には超ネガティブ思考にまで陥ります。
でも、依存心を無理なく手放せると、辛い時に落ち込みつつも希望の光を見失わないのが違い。
かすかに残る希望の光を見つけられるので「落ち込んでもしょうがないよね!」と自分を励まして前向き思考を持ち続けられます。
「最近は精神状態がどん底まで落ち込まなくなったかも?」「辛くても頑張れるようになった!」と思えたのなら執着心を手放せたのでしょう。
男に追われる女になれる
相手への執着を手放した後に見られる恋愛面での変化は、男に追われる女になること。
現に男に追われ続ける魅力のある女は、総じて執着心とは無縁の生活を送っています。
1人の男に依存していると、それが他の男にも見抜かれるのがデメリットで、「あの子、元彼に異常に固執してる…僕も被害にあったらイヤだから距離をとろう…」と元彼以外の男性も離れてしまうのです。
元彼が悪い噂を広げたりしなくても、周囲で見ていれば2人の間に不穏な空気があるのは勘付く人が多いもの。
男性以上に女性は敏感に感じ取るので、友情にヒビが入ってしまうことも珍しくありません。
だけど、依存心を手放せると、そんなドロドロムードがなくなるので、人として周囲からの評価が上がります。
誰かに固執している人よりも自分自身の人生を楽しめている人のほうが魅力的なのは当たり前のこと。
自分以外の何かに執着していないので、自分に正直に生きているのが固執しない人の特徴で、あんな人になりたい!と憧れの眼差しで見られることが増えるでしょう。
占い師 高瀬ミミコのワンポイントアドバイス「元カレへの執着を手放したいのなら無理をしないことが大切」
だけど、必要があって今の時期を迎えているということだけは忘れないでください。
あなたに必要なことだからこそ、苦しみながらも元彼に依存してしまうのです。
だから無理に乗り越えようとせず、時間をかけてじっくりと取り組んでみてください。
まずは元カレに依存して苦しんでいる自分を労わるところから始めましょう。
今の辛い状況を乗り越えた先には明るい未来が待っています。
希望を持って課題に取り組んでくださいね。
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