
「彼が好きだけど別れようかな…」こんな心境になる女性は、
「好き」と「別れる」を天秤にかけて、『好き<別れる』となった時には「もう絶対に別れるって言う!」と思うものの、
次の瞬間には『好き>別れる』に変化して「やっぱり好き!」と真逆の状態になる…こんなことを繰り返していませんか?
両方の感情が同時に心に存在すると、どちらを優先させるかで迷いますよね。
そんなどっちつかずな状況になっている方は、「別れたいけど好きだから…迷う」を言い訳にして、答えを出すことから逃げていることに気付きましょう。
「好きだけど別れたい」このセリフを口にする人は、自分で別れるという決断をくだすのが怖くて「別れなくてはいけない理由」のせいにしているだけ。
自分自身の本心を正確に理解できれば、迷わずに答えが出せますよ。
今回は、好きだけど別れる理由、好きだけど別れた後に起こること、終わりにするか続けるか迷った時の判断の仕方、「好きだけど別れる」という選択肢が頭に浮かんだ女性が知っておくべきこと、勇気を出してきっぱりと別れて気持ちを切り替える方法を紹介します。
迷い続ける日々に決着をつけて、スッキリした気分で過ごせるようになってくださいね。
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遠距離、結婚観・価値観の違い、仕事など…好きだけど別れる理由
遠距離などの問題で交際を続けるのが困難になった
遠距離、国際恋愛、家族の反対など、2人の愛情以外の部分で問題が発生した時には、「好きだけど別れようかな…」という気持ちが芽生えます。
具体的な理由としては、
・会える回数が少なく寂しい
・交通費が高額で金銭的な負担が大き過ぎる
・離れている時に浮気されないか不安
・結婚しても別居生活になる
・家族に反対されて恋愛を楽しめない
・家族の反対により結婚を許可してもらえない、など。
近距離に住んでいて毎週末自由にデートできる、2人の意志が一致すれば問題なく入籍できる…そんな関係に比べると乗り越えなければいけないハードルが非常に多いです。
しかし、遠距離恋愛でも遠い外国に住む恋人同士でも、家族に猛反対されたケースでも、問題を乗り越えて幸せになるカップルもいます。
それなのに、あなたが別れたくなるのはどうしてでしょう?
理由は、困難な状況を乗り越えるパワーが不足しているからです。
どれだけ大きな問題が発生したとしても「2人で頑張ろうね!」と一致団結できていれば、別れを思い浮かべることはないでしょう。
不倫関係で将来の見えない関係が嫌になった
カップルのどちらか、または両方ともが既婚者だった場合には「これ以上不倫を続けるのが辛い」という理由で愛情が残っている状態で別れを迎えます。
どちらかが別れを切り出すパターン以外にも、妻や夫に不倫がバレて強制的に別れを余儀なくされることもあるでしょう。
気の毒なのは、最初は未婚者同士だと思っていたのに、交際を開始してから実は既婚者だと判明したケース。
知っていて不倫関係になったのならまだしも、知らずにお付き合いを開始し、それから現実を突きつけられると「別れなくてはいけないけどショック過ぎて何も考えられない…」という状態になってもおかしくありません。
ただ、どのような形であったとしても「別れたい」と思いながら既婚者との恋愛から抜け出せないことが多いです。
これは「好き」と「別れたい」を比較した時に「好き」の比率が高く、「別れたくないけど終わりにしないといけないよね…」という程度しか離れる覚悟がついていないからです。
ダメだと分かっていても最愛の人を自ら手放すのはかなり難しいことです。
そのため、「好き」の比率を下げない限り「終わりにする」という答えを出せずに苦しみ続けることになるでしょう。
今の恋人よりも大切な人ができた
「今の恋人との関係はまあまあ良い…でも、もっと気になる異性ができてしまったから別れようと思っている」こんな心境で悩む人もいます。
愛する人が複数人でき、新しい異性に目移りした状態です。
「今のパートナーも好きだし他の異性も本気で愛している」という状態になりやすいのは女性よりも男性です。
複数と同時進行する形で恋愛をするのがオスのスタンダードなので、特別な事情がなくても今カノ以外の女性に心を奪われやすいからです。
しかし女性に関して言えば、本来は1人のオスだけとしか深い関係にならないはずで、女性が他の異性に目移りしている時には今カレから乗り換えることを前提にしているケースがほとんどです。
今カレに持つ不満を解消してくれる異性に出会った時はもちろんですが、その気のある素振りをされてすぐに付き合えそうな時も「次の人に乗り換えたら私はもっと幸せになれるかも…」という狙いで別れを告げたくなります。
男性は次に好きになった人の本命になれる確率に関係なく目移りしますが、女性はもっと現実的です。
次の人の本命になれる確率が一定以上あって、今カレを捨てても次の人の彼女になれそう…と思うと「今カレが好きだけど別れたい」という結果になります。
結婚観の相違によりパートナーとして不適切だと思った
恋愛のゴールを結婚にしている女性にとって結婚観の相違は大きな問題です。
恋愛と結婚を離して考えられないので、どれだけ彼氏が大事でも結婚観が違うと結婚相手として不適切という理由で別れが頭にチラつきます。
ただ、結婚願望が並外れて高い女性は結婚観が違うという問題が発生した時に迷わずに別れを告げます。
恋愛と結婚が全くの別物で、入籍できなければ付き合っても仕方ないと思えると迷わずに別の人に向かえるからでしょう。
しかし、恋愛が楽しめる相手と入籍したいと思っている人は、結婚相手としてふさわしいだけでなく恋人としても最高レベルの相手と入籍したいと思うため、今カレを手放すことに抵抗感が芽生えます。
割り切って「恋愛と結婚は別!」と言い切れれば、結婚観の違う相手を容赦なく捨てられますが、そこまでの覚悟がついていないため「彼氏としては最高だけど夫としてはいまひとつなんだよな~でも別れるのもイヤ…」と決心がつかないままで時間が過ぎます。
どうしても受け入れられない価値観の違いに気付いた
価値観の相違で相手への愛情が下火になって、「好きは好きだけど60%くらい…」と感じると別れを意識し出すでしょう。
本命彼氏と一緒にいるのに最高に気持ちが良い多幸感に包まれなくなったことで「別れちゃおうかな…」という心理が微かに芽生えるからです。
100%愛する人と一緒にいる時に湧き出る幸せ感は恋愛の醍醐味であり、一度でも100%の状態を経験すると最高以下の状態に物足りなさを感じます。
それでも今までに経験した最高の好きよりも少しだけ足りない程度(80~90%)であればそこまで不満を感じないものですが、大きく幸せ感が下回る(60%以下)と「一応は好きだけど、付き合い続けるか迷う…」という状態になります。
満足度が下がる要因は小さな欠点がたくさんある場合と1つだけでも今後を迷うほど大きな欠点の場合など様々です。
1つでも交際継続を迷わせる欠点の代表が金銭トラブルや暴力、浮気癖です。
顔がタイプそのもので性格も完璧!と思えても浮気を繰り返されたら、「好きだけど別れたい」と思いますよね。
金銭的な価値観の相違も同様で、他はパーフェクトなのに借金ばかりなのが許せない!と思えば交際し続けるか迷うのも当然です。
小さな不満が積もり募って別れを決意する際には「好きだけど別れたい」と思うことは少なく「こんだけ価値観が合わないから完全に冷めた…別れよ」と決心が固まることが多いと思います。
それに対して、欠点がひとつだけの場合は「好きだけど別れたたほうがいい?迷う…」と、判断できずに苦しむ結果になりやすいです。
仕事などで忙しく恋愛にかける余裕がなくなった
恋愛の優先順位が下がって「仕事が忙しくてデートしてる暇なんてないし…」という状態になると、愛情が残ったままで恋を終わりにしたくなります。
これは交際し始めた当初は恋愛が優先順位ナンバーワンだった人だけに起こる現象です。
最初から1位仕事、2位恋愛、という位置づけの人は仕事が忙しくなってデートできなくなると迷わずに別れを告げて仕事に集中します。
最初から仕事を優先するという前提があれば迷う必要がないからです。
しかし、最初は恋愛が1位の位置づけにある人は、そうそう簡単に恋愛を手放せません。
何よりも重要だった彼氏だと思うと、仕事が忙しくてもどこかで「何とかして付き合い続けられないか…?でも、時間がなくて無理!」と前にも後ろにも進めない状況に苦しみます。
男性は趣味や仕事を理由にして「好きだけど別れたい」と彼女に告げますが、この時には苦しみや困惑はさほどありません。
口では「好きだけど」と言いつつも彼らの中では「1位仕事、2位趣味だから彼女は3番目に好き」という区切りがハッキリしているので、恋愛にかける余裕がなくなるとあっさりと「別れよう」と言えるからです。
女性は1位恋愛2位仕事という人が多いため、「好きで別れたくないけど…別れないとダメかも…困った!」と迷う時間が出てきます。
好きだけど別れるか迷う…だったら、別れた後に起こることを知ろう!
しばらくは吹っ切れずに苦しい日々を過ごす
無理をして終わりにすると、吹っ切るまでに時間がかかり通常の失恋よりも立ち直るのに時間がかかるでしょう。
そもそも「好きだけど別れる」の段階で心と行動が矛盾しているので、「大嫌い!この人と一緒にいたくない!」と思って終わりにした時よりも未練が残るのは容易に想像できますよね。
それに、彼氏に嫌われてフラれるのとも違った苦悩を抱えます。
一方的に好意を持っている相手に拒絶された際には、別れを決めたのは彼。
つまり「悪いのは彼」という逃げ道があります。
でも自分で別れを決めた場合には、悪者にする人がおらず「自分で行ったことについて悔やむ状態」。
逆に言えば、自分が終わりにすると言わなければ今も交際が続いていたので、「あの時にくだした私の決断は間違ってたのかな~」と思えてぐずぐずした期間を過ごすことになります。
「これで終わり!」とすぐに吹っ切れる人ばかりではないので、答えを出した後に違った悩みが出るかもしれません。
どうしても諦めきれず復縁したくなる
未練を持ち続けて、どうしても諦めきれない時には「よりを戻したい…」という野望が出てくると思います。
フラれて終わったなら告白しても成功率が低いと予測できますが、振った側ならすぐに元サヤに戻れると思えるからです。
ここで「もう一度やり直したい!」と彼に告げて成功すれば良いのですが、拒否されて元に戻れなかった時には後悔の念がさらに強まるでしょう。
また、運よくよりを戻せた場合には、次の問題点が出現します。
前にダメになった時の課題が残ったままだと「よりを戻したけど、遠距離ってキツイ…」と同じことを繰り返す羽目になるかもしれません。
このパターンになりやすいのが、気持ちの整理を付けずに「辛いから…」と、衝動的に終わりにした人。
勢いだけで決めたのでモヤモヤが消えずに「もう一回挑戦したら上手くいきそう…」という楽観的な予測を立てて元サヤに戻ります。
しかし、状況は何も変わってないので良い関係を築くのは難しいでしょう。
心のケジメがつき新しい恋に目を向けられる
「終わりにするか続けるか迷う…」とウジウジしていたのに、彼との別れ話を終えた瞬間に心のケジメがつき「よし!これで前の恋は終わり!次の人を探すぞ!」とやる気がみなぎってくる女性もいます。
このように早い段階で吹っ切れるのは、心の整理をして自分の心境を“見える化”したからです。
ぼんやりと「辛いけど、彼とは離れるしかないんだよね…」と思っていると、実際に終わりにした時に「この選択は間違いでは…?」と延々と悩む羽目になるでしょう。
しかし、
好きな点
①優しい
②顔がタイプ
嫌いな点
①金遣いが荒い
②2人も浮気した
③時間にルーズ
総合的に考えたら好きよりも嫌いのほうが大きい。よって別れたほうが私のためになる!
と、心の中をきちんと見える化できていれば、後は別れ話をして関係を清算させるだけで済みます。
だから、恋人関係を解消した後に、「スッキリした!これで次に行ける!」と前向きになれるのです。
早く前を向きたい人は、このように好きな点と別れたい要因を徹底的に考えてみてください。
しばらくは恋愛以外に夢中だったが余裕が出てきたら後悔する
仕事の忙しさなど恋愛以外の物事により彼との恋を続けられなくなった場合には、「仕事に集中できる」「時間に余裕ができる…良かった」と安堵するでしょう。
時間的・精神的な余裕がないと、いくら愛する人でも煩わしさのほうが強くなるからです。
そのため、しばらくは快適な日々を過ごせると思いますが、余裕が戻ってきた時には愛する人の姿が頭から離れなくなります。
中には仕事の忙しさが年単位で続く人もいるので、後悔した頃には彼は別の女性と結婚していた…そんな結果になるかもしれません。
恋愛と仕事(夢、家族の都合なども)のどちらを優先させるかは、人生の課題とも言える難しい問題です。
人生にはいくつかのターニングポイントがあり、難しい選択を迫られることがあります。
必ずしも恋愛を優先させたほうが幸せになれるというわけではないので、数年後に「あの時に仕事を捨てて彼をとっていたら…」とは思うものの、「でも私にとっては仕事を優先させたのは正しい選択だった」と肯定できるかもしれません。
逆に「彼を捨てて仕事をとったのは失敗だった」と思う人もいるでしょう。
悔やむのは同じだったとしても、度合いは様々です。
あなたも仕事(恋愛以外の何か)をとるという選択をした場合にどれくらい後悔するか想像してみてください。
そうすれば答えを出しやすくなると思います。
別れたらスッキリして好きじゃないことに気付いた
迷いの最中にいる今は苦しい気持ちでいっぱいだと思いますが、別れたらスッキリして「あ、私はあの人のこと好きじゃなかったんだ。離れてせいせいした~」と真逆の心理になるかもしれません。
意外とこの変化が起きる女性が多く、彼氏持ちの地位を手放すのが惜しいと思うと「嫌いだけど付き合っておこうかな…」という心理が芽生えるからでしょう。
慎重に恋をする女性に多い傾向があり、次々と恋愛をするタイプではないため別れを躊躇するのです。
だけど、本心は「別れたい」がメインなので行動に移したらすっきりするというわけです。
彼氏持ちでいたいのは分かりますが、恋心が冷めた相手との恋愛はしんどいものです。
迷っている状態に疲れた人は「本気であの人が好き?それとも彼氏持ちでいたいだけ?」と自分に問いかけてみてください。
結婚観の合う人と入籍した後も甘酸っぱい思い出として残り続ける
好きだけど別れた人は心に長く残り続けることが多いです。
女は嫌いになった男に対しては冷酷ですが、好意を持つ相手に対しては母親のような気持ちになっていつまでも心配するからです。
結婚観が合わない等の理由で別れ、他の人と入籍した後もふとした瞬間に「あの人どうしてるかな…ちゃんとご飯食べてるかな…」と彼の姿が頭に浮かぶと思います。
「忘れられないなんて辛い!」と今は思うかもしれませんが、長い時間が経つと辛い恋は甘酸っぱい思い出に変わります。
「切ないな~」とは思うものの苦い思い出ではないので安心してください。
好きなままで終わった恋は良いイメージが残るのがメリットで、大嫌いになって破局するよりも綺麗な思い出となってあなたの心に残り続けるでしょう。
別れた直後は辛かったとしても、しばらくすれば思い出の1ページとなりあなたの宝物になりますよ。

好きだけど別れる?別れない?後悔しない判断の仕方
別れる理由を解決できる方法があるorない
今後どうするか迷った時には、問題を解決できる方法がないかを探ってみてください。
「好きだけど別れるか?」で悩んでいる人は、思い込みだけで答えを出していませんか?
遠距離恋愛=数か月に1回しか会えないもの、こんな先入観があると「頻繁に会えなくても我慢できる人しか遠距離恋愛はできない」という単純思考で答えをひとつに決め込んでしまいます。
だけど実際には、遠距離でも中間地点で会ってデート回数を増やす、会える時には休みをとって数日間ずっと一緒にいる、と交際方法はカップルによって様々です。
職場を変えて2人の距離を近づけることも不可能ではないので、あらゆる方向から解決策はないかを探してみましょう。
今までに別れようと思った回数
これまでに別れようと思った回数も判断基準になります。
初めて別れを意識しただけなら、答えを出すのは時期尚早です。
完璧な恋人関係を築くことは現実的には不可能なので、どのカップルも多かれ少なかれ不満を持ちながらお付き合いを続けています。
と言うことは、ほとんどの人が「好きだけど別れようかな…」という悩みを一度は抱えているということ。
遠距離や浮気癖など目立った障害の有無に関わらず、人間同士が深い仲になると好きだけど離れたいという感情が出るのが普通です。
そのため、僅か数回程度迷っただけなら、もう少し様子を見てから答えを出したほうが良いです。
勢いで決めてしまうのは良くないので、せめて5回以上は別れを意識してから本格的に行動するかどうかを視野に入れましょう。
思いつきではなく何度も繰り返し別れを意識するようになっているのなら、終わりにしても良いと思います。
年齢など取り戻せない条件の有無
結婚観の違いが原因で迷っている女性は「年齢=時間」という取り戻せない条件があるので、早めに答えを出したほうが良いです。
結婚自体は何歳でもできますが、日本社会では結婚と出産がセットになっている価値観があり妊娠しにくい年齢になるとお相手探しが非常に困難になります。
それに男は若さを重要視する人がほとんど。
そういったことから考えて、より良いパートナーを見つけるためには時間を無駄にするのはもったいないです。
ダラダラと今の関係を続けて最終的に入籍できずに関係が終われば、そこからお相手探しを再開することになりますが年齢を重ねると不利な条件でしか婚活できません。
年齢はどれだけ頑張っても取り戻せないので、後悔しても後の祭りです。
年齢のように取り戻せない条件が関係している場合には、「迷う~」なんて悠長なことを言っていないですぐに行動に移しましょう。
年齢に関しては、不倫の場合も同じです。
結ばれない相手と不倫している間に、あなたの貴重な時間がどんどん消費されているのです。
これ以上時間を無駄にしないためにも、この機会に別れるのも良いと思いますよ。
また、暴力を振るわれている、金銭トラブルに巻き込まれているなども同様です。
暴力や金銭トラブルであなたの人生が大きく狂う危険があるので、早めに答えを出しましょう。
一時的に距離をとれば交際を続けられるか?
「別れる=交際関係を解消する」ですが、交際関係を解消しなくても一時的に距離をとれば問題が解決するなら、付き合い方を変えてみてはいかがでしょう。
価値観が違って終わりにしたくなっているなら、しばらく離れる時間をとることで捉え方が変化して受け入れられる可能性があります。
完全に交際関係を解消すると、元に戻りたいと思っても簡単にはいきません。
でも、一時的に離れるだけなら、すぐに関係を修復できます。
一時的に距離をとったら今とは状況が変わるかも?と思ったら、すぐに別れを決めるのではなく付き合い方を変えて様子を見ましょう。
1人でゆっくり考える時間ができると驚くほど物の見え方が変わってきますよ。
「好き」と「別れたい」の比率
好きだけど別れたいと思っている女性は、「好き」と「別れたい」のふたつの欲求で揺れ動いている状態。
シンプルに考えると「好き」の比重が重ければ付き合い続ければ良いし、「別れたい」が強ければ終わりにすれば良いだけです。
ごちゃごちゃ考えると答えが出しにくい場合は、物事をシンプルに捉えてみましょう。
あれこれ細かく分類するのではなく、「好き:別れたい」を数値化してみてください。
ここでのルールは「5:5」を禁止すること。
迷っている女性は「どちらも同じくらいなんだよね~」と答えを出すことから逃げがちです。
「5:5」だと思ったのなら「4:6」か「6:4」のどちらに分類されるか考えてみてください。
そうすれば答えが出てくるはずです。
「好きだけど別れる」という選択肢が浮かんだ女子が知っておくべきこと
「遠距離」などを言い訳にしているだけでは?
「好きだけど別れる」という選択が頭に浮かんだ方は、言い訳をしている自分に気付きましょう。
心の底から愛していて絶対に彼と一生を添い遂げたいなら、どんな障害があっても「乗り越えてみせる!」という覚悟があるはずです。
要は、好きは好きだけどそこまでの愛情を持てない状態で、彼に対して不満があるのです。
遠距離を言い訳にして「終わりにしたほうが良いのかな…」と考えても、恐らく答えは出てきません。
それよりも
「遠距離恋愛中だけど月に2回は会いたいのに、月に1回しか会いに来てくれない彼氏に不満を抱いている」
「遠距離だから会えない分lineで頻繁にやり取りしたいのに、既読無視ばっかりな彼氏にムカついてる」
「遠距離で寂しいと言っているのに、気持ちを理解してくれない彼氏への愛情が冷めかけている」
など、別れたいと思っている本当の理由をハッキリとさせましょう。
別れたいと思う理由は置かれている状況ではなく、問題に直面した時の彼の対処法が気に食わないからです。
自分自身の本心に気付けないと、「遠距離のせいで別れたけど、まだあの人のことが好き!」と未練を断ち切ることができません。
そうではなく「私が望む形のパートナーシップをとってくれなかった彼に愛想が尽きた」と本心を認めましょう。
そうすれば、スッキリして次の恋に向かえますよ。
本心では別れる気はないのでは?
「好きだけど別れる」が頭に浮かんだ女性の一部は、別れる気が全くないのに悩んでいます。
彼氏への不満があると「もう終わりにしたい…」と思いますよね。
そして、「嫌だと思ったら別れるのが正解なのかな?」という発想になるのも分かります。
でも、好きの比重が大きく本心では別れる気がないのなら「嫌いな彼氏」だったとしても今の恋を続けましょう。
浮気されて傷ついて「浮気癖のある男とは離れたほうが良い」という結論に辿り着いても、「別れたくない」という気持ちが強ければもうしばらく交際を続けたほうが良いです。
恋愛は数式のように割り切れるものではないので、矛盾した気持ちで付き合い続けるのもアリです。
それが恋愛の奥深さであり魅力です。
最低だと思いながらも別れられない人と出会えることは滅多にないので、『特別な恋ができている』と思って楽しむくらいの心がまえで良いのではないでしょうか。
ただし、ダメ男とばかり恋をして、毎回「好きだけど別れたい」という問題を抱える女子は別です。
この場合には、「好きじゃないけど離れられない」だけで、恋愛に依存している状態。
何度も同じ悩みを抱えているのなら、恋愛の仕方そのものを考え直す必要があります。
別れたいのは自分に自信がないだけでは?
「人気者の彼氏が浮気しないか心配で別れたくなった」などのケースでは、自信がないのが一番の原因です。
彼への不満があるのではなく自分自身の中にある問題なので1人で解決できます。
「彼が愛しているのは私だけ!」と思えれば、「好きなのに別れたい」なんて悩みはなくなるでしょう。
また、自信がないことで交際を終わりにしたくなっている女性に知ってほしいのは、自信がないままで恋愛をすると相手が誰であれ不安を抱いて別れたくなることです。
自分自身の問題なので、モテない男と恋愛しても「彼が私以外の女性を好きになったらどうしよう…」と悩んで苦しむでしょう。
自信がないのが原因かも?と思ったのなら、安易に別れを選ぶのではなく自信をつけるための取り組みを行うのが一番良いです。
彼氏を信頼できる女になるために何をすれば良いかを考えてみてくださいね。
1人で勝手に盛り上がっているだけでは?
好きだけど別れたくなっている方は、1人で「別れるか迷う!」と盛り上がっていませんか?
彼への不満があるのに何も伝えずに、「好きだけど別れたい…!」と1人で悶々と悩んでいる女性が非常に多いです。
愛情が残っていて別れるか迷う状態なら、まずはお相手に相談するところから始めましょう。
「大好きだからずっと一緒にいたいけど、今の状態に耐えられないから別れたいと思うようになって辛い…どうしたら良いと思う?」と素直に聞いてみてください。
そう言われたら「え?別れたい?俺のどこが不満?」と考えてくれるかもしれないし、「どうすれば〇〇が満足する2人で考えよう」と彼の意識が変わる可能性もあります。
1人で盛り上がってるだけだと答えが出にくいので彼氏に相談してみましょう。
好きだけど別れる!勇気を出してきっぱりと別れて気持ちを切り替える方法
何かのせいにせずに自分の意志で別れることを決める
好きだけど別れることを決めた女性が未練を残すのは、別れる理由を自分以外の何か(遠距離、不倫、仕事、結婚観など)のせいにしているからです。
「自分が決めたわけではないのに、何かのせいで私たちはダメになったんだ…」こんな考えだったら、いつまでも吹っ切れないのは当然です。
だから、何かのせいにせずに自分の意志で別れると決めてください。
・遠距離でも上手くいくカップルもいるけど、私は頻繁に会いに来てくれない彼氏とはやっていけないから別れる
・結婚観の違う人といても私は幸せになれないから、自分で幸せを掴むために次の恋に進む
・今は仕事を優先させないと私は一生後悔するから、彼とは終わりにする
など、別れを決めたのは自分の意志だと思えれば気持ちを切り替えて前を向けます。
言い訳をしているといつまでも苦しい時間が続くので、嘘をつかずに自分の気持ちに向き合ってみてください。
「好きだけど~」はていのいい逃げ道です。
「もう好きじゃない」と言い切れる理由をハッキリさせましょう。
交際を続けるために改善して欲しかったことを彼に伝える
後悔を残さないためにすべきことが、彼に改善してほしかったことを伝えること。
不満点を言わないままで終わりにすると「もしかして私がお願いしたら違った結果になったのかも?」と思えて未練が残るからです。
それに、別れ話で「どうしてもあなたの価値観が受け入れられない」と言葉にしたら「何とか改善できないか頑張ってみる」と彼が協力してくれるかもしれません。
結果的に改善せずにダメになっても、「2人で一緒に頑張った」という過程があれば未練なく吹っ切れるでしょう。
後味の悪い思いをしないためにも、「もっと~~~して欲しい」を全て言い切ったほうが良いですよ。
別れる覚悟がついていれば、嫌われることを気にせず本音で話せるはず。
思い切って全てを彼に打ち明けてくださいね。
別れても後悔しない自信をつけてから別れ話をする
時間を無駄にしたくないと思うと早く決着を付けたくなると思いますが、行動に移す前に後悔しない自信をつけておきましょう。
ある程度自分の中で「この決断をしても大丈夫!」という自信がないと、行動した後に「これで良かったのかな…」とモヤモヤしがちだからです。
人によって自信が持てるまでの時間に差がありますが、焦らずにマイペースで自信がつくまで待つことが大切です。
1人で考える時間をたっぷりとる、友達に相談して背中を押してもらう、など色々な方法を試してみましょう。
別れ話をした後は「自分の決断は正しい」と信じる
別れ話が終わった後は、後ろを振り返らないほうが良いです。
まだ愛情が残った状態で離れると、過去を思い出すたびに後悔する確率が高いからです。
本当は大嫌いだと思えれば気が楽ですが、それは無理ですよね。
だったら、できることは後を振り返らないことくらいです。
そして、自分がくだした決断の正しさを信じて「この経験を次に活かそう!」と今回の経験を踏み台にしてください。
人生は全てが積み重ねです。
苦渋の決断をすることから得られるものがあると思うので、「貴重な経験ができた」「これも良い思い出だ」とポジティブに今回の恋を捉えましょう。
そうすれば、次の恋を思いっきり楽しめますよ。
毎日を必死に生きる
好きだけど別れる決断をした後は、終わりにした恋を無駄な犠牲にしないよう毎日を必死に生きてください。
仕事に打ち込む、新しい恋をする、自分磨きをする、夢に向かって努力する、など内容は何でも良いので、「あの時にあの人を諦めて良かった!」と思える実績を作るのです。
必死に仕事をして成果を出せたら「恋を捨てて仕事をとって良かった!」と思えますよね。
新しい恋人と幸せな時間を過ごせれば「遠距離恋愛をしていた彼氏を振って良かった!」と思えるはずです。
いつまでも終わった恋を思い出していると「別れたのは間違いだったかもしれない…」という思いから抜け出せません。
でも、破局前よりも破局後のほうが状況が良ければ、後悔せずに済みます。
そんな実績作りをするために毎日を精一杯生きていってくださいね。
占い師 高瀬ミミコのワンポイントアドバイス「好きだけど別れるのは辛い!でも、そこから学ぶものがたくさんある!」

だけど、そんな経験をすることであなたは人間として一回りも二回りも大きくなれます。
色々なことが起こるのが人生なので、苦しくても逃げられない出来事が起こるものです。
それは恋愛以外でも同じです。
今回の恋の経験を活かせれば、次は壁にぶつかっても乗り越えられる力を付けられますよ。